ビローン | TFCC-88033 | |
ボニーダック | 1993.8.1 | |
関西のロックバンド、ボニーダックのデビューアルバム。シングルとして発売された「シャイなしりとりBoy」、ハウス麦茶のCMの原曲である「イチャイチャ」などが収録されている。 |
このCDはけっこー買いだったと思います。かなり古いですけど。僕が生まれてから2番目に買ったCDです。その前は確かドヴォルザークの「新世界から」だったと思いますが。
もし中古で見つけることがあれば、即ゲットですゼ!
これもやはり覚えている人はほとんどいないと思うのですが、ハウス麦茶の「麦茶にしようよ♪そうしよう♪」というCMソング、私は当時けっこう気になっていたのです。それがたまたまケーブルテレビを見ていて、この原曲を唄っているバンドを発見してしまったのです。「麦茶にしようよ♪」が「イチャイチャしようよ♪」と歌詞が微妙に(?)違っているのも面白く感じられ、チャリンコに乗って1時間ほど、峠のトンネルを越えた隣町のCDショップでやっとこのCDを手に入れることができました。
そういや、「もうけ節」はプロ野球ニュースでずっと使われていましたね。
ボニーダックの魅力は歌詞がメチャクチャ日本語なことです。よくあるロックバンドのように、サビで突然英語になったりしません。ボニーピンクとは違うってことかな。いや、大好きですけどね、ボニーピンク。
発音もしっかりしてますよ。ちゃんと歯切れ良く唄っていて、歳のいった人でも聴けるロックです。こんなにしっかり歌詞を聴かせるのは、コミックバンドぐらいのもんです、あ、コミックバンドなのか。
オススメは5曲目、「タイムショック!!」。いやぁ、懐かしいですねえ。丸型の解答ゲージのセットをバックに、沖田艦長の乗ってるみたいな高いイスに乗ってクイズに答える緊張感ある映像は、画期的でカッコよかったですねえ。うってかわって失格になってグルグルイスが回りながら降りてくるときの、回答者の赤面の表情、このカッコ悪さもまたすごかったです。しかしこの番組、当時ですらタイムリーでなかったのですから、今では若い人は知らないのでは…?なんだかこのCDを紹介して意味あるんでしょうかね。
この曲にはしかも、ハンターチャンス!とかアタック!とかのお馴染みの掛け声もサンプリングされていて、子供の頃素人クイズ番組好きだった想いが甦ってきます。
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ボニーダックで検索をかけて唯一みつかったのが、Nam−Namさんのホームページでした。Nam−NamさんはMP3などのサイトを運用しておられて、また「ヤンタ鹿鳴館」という大阪のライブハウスの プロデューサー時代にボニーダックと関わりがおありでしたので、ボニーダックについて尋ねてみたところ、以下のようなメールをいただきました。
彼らは、当時よりミクスチャーを取り入れ非常に進んだ音楽性で、ワタシはかなり
興味を持って押していました。
しかし、なかなか人気がついて来ず、動員で苦労していました。
特に関西においては当時「ビジュアル系」の大ブームで、逆に妙にポップ なボニーはインディーズファンにも受け入れられず苦労していました。
それで、バンドの結成から非常に要領が良く客数の多かった「シャ乱Q」と当てまし た。
それから彼らは仲良くなったのか、一緒に「城天」というストリートライブ を始め、関西の社会現象的なニュースとして話題を集めました。
(ちなみにどこかの本でルイマリーが城天に出ていたという話が載っていたが全くの デタラメ)
それでも、どんどんと動員を増やす「シャ乱Q」ほどの成長は見せず 興行的には苦しい現実がありました。
ちなみに、その昔、ボニーダックのDrは女の子だったのですよ! (^。^)
返答いただき、まことにありがとうございます。「城天」というストリートライブも初めて聞き、とても勉強になりました。
僕ももう少し売れても良かったと思うのですが、「もうけ節」のように♪一発あててもうけたれとはいかなかったようですね。
ビローン | ボニーダック | ||
Tr | 曲名 | Time | 備考 |
1
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芝田英人 愛のテーマ | 03:03 | |
2
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シャイなしりとりBoy | 03:22 | オリジナルバージョン |
3
|
もうけ節 | 03:02 | |
4
|
1−2−3−4 | 04:44 | |
5
|
タイムショック!! | 03:32 | |
6
|
あっ | 03:59 | |
7
|
金太郎アメみたいにキミが好き | 03:28 | |
8
|
おじぃのおズボン | 04:00 | |
9
|
イチャイチャ | 03:03 | ボーナストラック |