三瓶の秋祭り |
屋敷・鍛冶屋の甚句編
明治六年、日土村(八幡浜市)より習う。化粧まわしなど京都に注文した。
(三瓶町誌より)
子供が踊る相撲甚句は大洲から愛南町まで、愛媛県南予に広く分布している。
起源は明和六年(一七六九)に、八幡浜の八幡神社で始められたという説がある。(文化愛媛より)
今年の甚句は9月6日から練習が始まりました。
それから日曜以外、ほとんど毎日、子供たち小学校1年〜6年生の14人が集まって練習しています。
お宿(※五ツ鹿の注釈お宿参照)は屋敷と鍛冶屋地区の2つの家が受け継いでおり、1年交代で担当します。
どちらも旧道(県道)沿いに面した場所になります。
夜、健康のため走っている人などは、明かりがついて子供が大勢いるので見ることもあるかと思います。
雨が降った時はみかん倉庫で練習しますが、普段は家の前にじゅうたん(昔は茣蓙(ござ)でした)を敷いて練習しています。
甚句は踊り、ハヤシ唄に加え、芸(げい)も覚えなくてはいけないので、練習日を長めにとっているのだと思います。
芸とは、大相撲でもみられる弓回しのような、力士が行う所作(パフォーマンス)です。
お祭り初日、まずお宮で、それから15日に朴と浜で芸があります。
芸とは、大相撲でもみられる弓回しのような、力士が行う所作(パフォーマンス)です。
お祭り初日、まずお宮で、それから15日に朴と浜で芸があります。
朴と浜
15日は練り(神輿・稚児などお祭りに参加する全員が練り歩く)があります。
お昼に神輿が休憩する場所が朴。
朴橋の横にあるスペースが神様の休憩場所となり、午後再スタート時の最初に各地区、踊りを奉納します。
午後のお練りの到着場所が浜。大街道です。
お昼に神輿が休憩する場所が朴。
朴橋の横にあるスペースが神様の休憩場所となり、午後再スタート時の最初に各地区、踊りを奉納します。
午後のお練りの到着場所が浜。大街道です。
今年の力士は14人。踊りの時には14人の子供力士は東・西に分かれて8人で家々をまわります。
加えて、力士を卒業した中学生3人が歌い手・行司として参加しています。
例年は大人がする行司役ですが、今年は中学3年生がやります。
行司には長台詞(ながせりふ)・覚える所作もたくさんあり、大変。
甚句唄などは現代的な歌とはだいぶ違うので苦戦してるみたいですが、子供の時から聞いていただけあって、台詞はすぐ覚えていました。
練習中、一番辛いのは実は芸の時に東西分かれて待つ蹲踞(そんきょ)の姿勢。
かかとをあげて腰を下ろすこの姿勢をキープ。
周りが気になっていけません。じっとしているが一番辛いのかも・・・。
おもっさまミカメジャーナルでは、祭り前の練習風景を取材しています。
五ツ鹿(浜)、唐獅子、甚句、牛鬼、四つ太鼓も特集していきますのでお楽しみに!
また、お祭り当日のレポートなど是非編集部までお送りください!三瓶地区だけでなく、蔵貫地区のお祭りも同時募集中です。
特集リンク
- 五ツ鹿(客)回れ回れ水車
- 唐獅子(岡市)ヤーヤー!
- 相撲甚句(屋敷・鍛冶屋) あ〜どすこい、どすこい
- 牛鬼 お家繁盛
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