三瓶町の秘密基地 第一回 |
町内の隠れスポットに突撃取材!
いったい、誰が、何のために?といった変スポットから居心地のいい秘密の楽園まで、みんなの知らない素敵な場所を紹介。
気分は「かわぐちーひろしがー どーくつへはいるー♪」なんだが、実際はそこまで大層なものではない。三瓶だし。
これぞまさに「隠れ」た名所!?
7月中ごろ、「あらパーク」でバーベキューを行うべく下見のため車を走らせていた。しかし途中道を間違えてしまい、引き返すことに。
と、そこに目に飛び込んできた看板が…「かくれ公園(中井)」
ちょっとした衝撃が取材班に走った。
看板によるとすぐ下らしい。しかも立派な遊歩道が下まで続いてる。
さらに驚いたことに、ふと近くを見ると上半身裸の男が遊歩道の入り口に座り込んでいた。
あらパーク下見の事はすっかり忘れ、早速日本語で話しかけてみた。
「あのぅ…ここは"かくれ公園"なんですか?」
「あぁ、この下ねぇ。公園なっとるがょ。」
「へぇ。この遊歩道でずっと降りていけばいいんですかね?」
とその時、我々の横を仲むつまじそうな夫婦が二人、遊歩道とは違う道へと降りてゆく。
「あの夫婦が所有者じゃ。」
なんと!おもっさまラッキーな事に「かくれ公園(中井)」の所有者の方と一緒になったではないか。
「こっちの遊歩道からも行けるけぇ、いっちみたらええがょ。」
どうやらおじさんは、ちょうど谷間からの風が吹き上がってくるこの場所で涼んでいたらしい。
我々はおじさんにお礼を言って別れを告げ、遊歩道伝いに下へ下へと降りていった。
あじさいの続く道となり…しばらくして開けた場所に到着した。
恐らく自生しているのだろう、つわぶきと、綺麗に植えてある、何かの草がたくさんあった。
海に向かって建つ小さな小屋に近づくと
ご自由におは入り下さい
中はちょっとした休憩所のようだった。小屋の裏手に立つと、海から風が吹き上がってきて、歩いてくるのに汗ばんだ体を心地よく撫でていった。
思い切って離れた場所で草木の手入れをされていたご夫婦に声をかけてみることに。
「すいませーん、インターネットに載せたいんですが、写真撮らせてもらってもいいですかー?」
中井さんは少し照れた風でいろいろな質問に答えてくれた。
この公園を作ったきっかけは、旦那さんが定年を迎え趣味で自分たちの土地であるこの場所を整備して少しずつ花を増やしているうちに、ちょっと大きくなったんだそうだ。
今ではたくさん植えてあるあやめ(何かの草はあやめでした)の見事さが口コミで広がり、三瓶のいろんな人が来るように。「保育園の遠足でも使われてますよ。」とのこと。
「それではご夫婦一緒に撮らせてください♪」
「ぉ・・・、ぉおーい、なんやったかの、インターネットに載せたいがとー!こっち、こっち」
残念ながら我々が行った時はあじさいも散って丁度なんの花も咲いてない時期だったが、中井夫妻の隠れ家だった場所は次第に三瓶の花の名所となりつつある。
景色もいいし、ちょっと気分転換にはもってこい。花が咲いているところが一枚も撮れず残念だが、次回は花の咲く時期にぜひ訪れたい。
余談: 中井さんと話しをしているうちに、私の義母と同級生で義父を仕事で知っていることが判明。やっぱり三瓶人ってどこかで繋がるわー…と実感。
今後の予定をちょっとだけ紹介
自悠クラブ、喫茶順、海瓶館・・・。意外と面白いとこいろいろあります。でも、まだまだ誰も知らない秘密基地があるはず!あなたの知ってる秘密基地情報をぜひ「お問い合わせ」から教えてください。
三瓶町の秘密基地 シリーズ
- 【vol.1】隠れた花の名所「あらパークのかくれ公園」
- 【vol.2】おじいちゃんたちの楽園!「自悠くらぶ」