NHKドラマ「遥かなる絆」撮影レポ |
昨年末のある日。「二及でドラマの撮影があったんと!」というウワサが飛び込んでまいりました。なんでもNHKのドラマらしい(ドラマ詳細はこのページの下部にあります)。
えええ!?そんな時こそジャーナル出動だったのに…と情報キャッチの遅さを反省しつつウワサをたどると、二木生郵便局の西村局長がドラマに出演されたとか。
早速二木生郵便局を訪ねました。
─西村さん!ドラマに出演されたそうですね!?どんな役で出られたんですかっ!?
「郵便局員ですよ…あ、本職そのままです(笑)。ドラマについてですか?だったらこの近くにお住まいの本田さんって方がお世話をしてたんで、詳しいと思いますよ。」
西村さんに連絡して頂き、さらに詳しく本田さんからお話を聞くことができました。
─二及では本田さんが中心となってドラマ撮影の準備をされたということですが、きっかけは何だったのですか?
息子が声優をしとってね、そのつながりでロケの依頼があって。どんな場所か…とか、家の外観や部屋の様子はどんなだ…とか写真を送って決定しましたね。
決定すると監督さんや助監督や美術さんが来て、企画して、場所決めて、撮影する…結構時間がかかってねぇ。9月初めくらいに話があったんやけど、10月の初めに監督さんらが下見に来て、撮影は12月だったからね。
70年代のお話やいうことで、写真を見てもろうたら分かるんやけど、30〜40年と使ってない部屋をふすまから何から変えたんよ。部屋の掃除から何から、全部やって大変やったですよ。来てもらって汚かったらかわいそうやと思って(笑)。他にもエキストラの募集やったり。車置くとこの手配から何から…マイクロバスも来るし、スタッフもたくさんいてね。
とにかくいろいろやって、大変だったわ(笑)。
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─役者さんの印象はいかがでした?
主役の男の方は…香港の役者さんやったかな?(グレゴリー・ウォンさん)「さすがや、俳優やな!」って感じのエエ男やったよ〜。伊藤栄子さんとは少し話す機会があってね。いやぁ上品な、上手に歳を重ねたって感じが出てて…キレイでねぇ…感心しました。
─本田さんはどのような役をされたんですか?
私は一番最初は断ったんよ。人前出るのはいややって言うて。タクシーの運転手やったら顔は見えんからって言うんで引き受けたら、当日監督や助監督とちょっと顔見知りなもんやからね、
「ちょっと、ちょっと!本田さん来てきて!」
って呼ばれて急きょ『親戚』っていう役で出ることになってしもうて(笑)。
それで『出迎えの近所の人たち』役の人らと一緒に「おかえりー!」って台詞言ってね。この出迎えのシーンと、親戚でお寿司を食べるシーンで出ましたね。
それから地元の言葉で台詞をお願いします、言われて。「いつでも海はみれるけん!」なんて言うたよ。…でもこれカットかもねぇ(笑)。
郵便局の西村さんは本職と同じやから(笑)いいですよって二つ返事でエキストラを引き受けてくれてね。助かりました。