みなさん!大変です!気が付けば秋祭りまで1ヶ月を切りました。
今年はタイトルのとおり、四ツ太鼓を中心に取材したいと思っているミカメジャーナルです。
三瓶町の秋祭りは「牛鬼 vs 四ツ太鼓」という構図で行われています。
ジャーナル編集部がある揚(あげ)地区は牛鬼側なため、これまで四つ太鼓の取材をする機会が大変少なかったのです。
そのため四ツ太鼓についての取材が乏しく、これはいかん!と今年はりきっている次第です。
(もちろん、秋祭り当日は牛鬼やお練りの様子もあわせてお伝えしますので、牛鬼のおっちゃんたち、怒らないで。)
さて、四ツ太鼓…誰に聞けば…と、揚地区の私が途方に暮れていたところ、特派員の一人が
「四ツ太鼓といえば、紀伊野三兄弟よ!」
と言うので早速住所を聞き、紀伊野さんのお宅にお邪魔しました。
快く取材に応じて下さったのは、伝説の紀伊野三兄弟の三男、紀伊野 弥(ひさし)さん。
「今年の四ツ太鼓は8人の乗り子さんがいます。内1人は女の子ですね。だいたい保育園、幼稚園の年長さんが乗ります。」
と、ここで紀伊野さんのお母様もお話に加わって頂き、昔の四ツ太鼓について聞きました。
「昔はなぁ、たった1回きりやけど乗る時のざぶとん、衣装、下着、草履、たすき…みな新調して乗せよったんよ。嫁さんの実家からご祝儀ゆうてもろうてね。」
なるほど。よく西日本では雛人形やこいのぼりなどはお嫁さんの実家が持って行くという習慣がありますが、お祝い事ですからそれと同じですね。
現在はざぶとんや衣装も、以前四ツ太鼓に乗った方から借りていらっしゃる方が多いそうです。
四ツ太鼓に限らず唐獅子や五ツ鹿なども、子供が多かった昔は『男子・長男』以外は参加できませんでした。最近は少子高齢化もあって参加の間口を広げたり、参加される親御さんに経済的負担がかからないようにしたりと、様々な習慣が時代の流れとともに変わってきています。
100年以上続いている秋祭りを自分らの代で終わらせるわけにはいかないと、皆さんで話し合い、工夫されている御苦労があるんですね。
もっと四ツ太鼓を取材したい事を紀伊野さんに伝えると
「それなら、9月22日に中祝いというのが浜の公民館であります。
青年団(四ツ太鼓の活動を担当)と太鼓会(四ツ太鼓の他、地域活動も行っている団体)と善誘会(大牛の活動の他、地域活動も行っている団体)と小牛(小牛の活動を担当)の役員、それから乗り子たちとその親御さんたちが一同に集まりますから。
公民館で練習している団長に言ったら、取材できるのでは?」
なんと、敵同士が酒を酌み交わすという、今まで取材されなかった(であろう)中祝いを取材させて頂けることとなりました!
これは楽しみです!
最後に紀伊野さんを写真撮影していると、家の中からお母様が
「ひさしーっ!ついでに嫁さん募集って書いてもろとけーっ!」
…最後は秋祭りと関係ないオチの紀伊野家取材でした。
今年の秋祭りは、仕事のため不参加です。
ミカメジャーナル様、リポートをよろしくお願いいたします。
▼45さん
今年もできる限りお伝えできればと思っています。今はリアルタイムでお伝えできないのですが、今後機材や環境など揃えて挑戦してみたいですね。
四ツ太鼓の特集は浜出身者には嬉しい限りです。
今年は数年ぶりに帰省して四ツ太鼓を担ぐ予定です。
今からわくわくしています。
昨日中祝いにちょっとだけお邪魔しました。その様子も書きたいと思いますので、お楽しみに!